草彅剛主演でドラマ化され大きな反響を呼んだ、丸山正樹のベストセラー小説『デフ・ヴォイス』文庫化

02/19/2024

丸山正樹による、手話通訳士の目を通して語られる家族小説「デフ・ヴォイス」シリーズの第一作『デフ・ヴォイス』が東京創元推理文庫で発売される。

「デフ・ヴォイス」シリーズは、手話通訳士として働く荒井尚人の視点を通して、ろう者が抱える困難や家族の絆を温かく描いた家族小説。第一作『デフ・ヴォイス』は2023年12月に草彅剛主演でテレビドラマ化され、実際にろう者である俳優が出演するなど作り込まれた世界観、涙を誘うストーリーなどが大きな反響を呼んだ。さらに、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の脚本を手掛けたムン・ジウォン氏が監督・脚本を担当しての映画化が決定しており、同氏の長編映画監督デビュー作としても注目を集めている。

この度文庫化された『デフ・ヴォイス』は、これまでの文春文庫版に修正を加え、新たに著者による「創元推理文庫版あとがき」、さらに、中江有里氏による解説を収録されている。カバーイラストはシリーズを通して担当している高杉千明氏が担当。各巻でその作品を象徴する手話を表現している人物が、優しいタッチと色使いで描かれている。