Webメディア「cakes(ケイクス)」の連載で熱狂的に支持され、書籍化されたツチヤタカユキ氏による同名の私小説を原作に、本作で長編商業映画デビューを果たした滝本憲吾が監督を務めた映画『笑いのカイブツ』のBlu-rayとDVDが8月2日に発売される。

ラジオ番組や雑誌へのネタ投稿で圧倒的な採用回数を誇り、“伝説のハガキ職人”と呼ばれたツチヤタカユキ氏。痛いほどに純粋で激烈。魂に突き刺さる衝撃の実話を、本作で長編商業映画デビューとなる気鋭・滝本憲吾監督が映画化した。



主人公のツチヤタカユキを演じるのは岡山天音、ツチヤの才能を見出し、東京へと呼び寄せる人気芸人ベーコンズの西寺を仲野太賀、全く異なる境遇ながらツチヤと意気投合するピンクを菅田将暉、ツチヤが想いを寄せるヒロインのミカコを松本穂香、ツチヤのおかんを片岡礼子が演じる。



また、脚本を⽇本アカデミー賞最優秀脚本賞など数々の賞に輝く足立紳(『百円の恋』)と、山口智之(『きばいやんせ! 私』)、撮影を鎌苅洋一(『花束みたいな恋をした』)、音楽を村山☆潤が手掛けるなど、精鋭スタッフ陣が集結。細部にまでこだわり抜かれた映像と世界観でツチヤタカユキの唯一無二の半生を映し出す。


ストーリー
大阪。何をするにも不器用で人間関係も不得意な16歳のツチヤタカユキ(岡山天音)の生きがいは、「レジェンド」になるためにテレビの大喜利番組にネタを投稿すること。狂ったように毎⽇ネタを考え続けて6年——。自作のネタ100本を携えて訪れたお笑い劇場で、その才能が認められ、念願叶って作家見習いになる。しかし、笑いだけを追求し、他者と交わらずに常識から逸脱した行動をとり続けるツチヤは周囲から理解されず、志半ばで劇場を去ることに。
自暴自棄になりながらも笑いを諦め切れずに、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職人”として再起をかけると、次第に注目を集め、尊敬する芸人・西寺(仲野太賀)から声が掛かる。ツチヤは構成作家を目指し、上京を決意するが——。