極北の自然に魅せられた写真家、星野道夫の軌跡を追う写真展が、9月14日より京都・大丸ミュージアムにて開催される。

星野は少年のころから北の自然に憧れ、極北の大地アラスカに生きた。取材中の事故で急逝して25年以上を経た現在においても、心打つ大自然や動物の写真と美しい文章で、多くのファンを魅了している。

北極圏の大自然、そこに息づく野生動物や人々、そして語り継がれた神話……
星野は多くの「出会い」を通じて思索を深め、写真家として成長していった。本展では、20歳のときに初めて足を踏み入れたアラスカの村の記録から、亡くなる直前まで撮影していたロシアのカムチャツカ半島での写真までを一望する。

写真のほかにも、20歳のときにシシュマレフ村の村長に宛てて書いた手紙をはじめ、貴重な資料展示を交え、旅を終えることなく急逝した星野道夫の足跡を辿る。未完の作品群から、「自然と人の関わり」を追い続けた星野の終わりなき旅に思いを馳せることのできる写真展。



写真展「星野道夫 悠久の時を旅する」
2024年9月14日(土)~30日(月) ※会期中無休
京都/大丸ミュージアム〈京都〉
入場時間 10:00~18:30(19:00閉場) ※最終日は16:30まで(17:00閉場)
入場料 一般・大学生1,000円(前売 800円) ほか