東京都指定有形文化財の「百段階段」を有するホテル雅叙園東京にて、9月5日まで企画展「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」が開催されている。おとぎばなしの世界に引き込まれる緻密なストーリーと、幻想的な写真撮影ができることで注目を集めている。

鯉の滝登り~登龍門伝説~(草丘の間)
激流の竜門をくぐった鯉は龍になるという伝説を、ペーパークラフト・いけばな・水墨画で表現。



竹取物語(十畝の間)
「竹取物語」をイメージした十畝の間には、漉き和紙の月と煌めく竹林の世界が広がる。

巻物に綴られたおとぎばなし / おとぎばなしの玄関(エントランスホール~プロムナード)
「妖美なおとぎばなし」は文化財建築の歴史背景と重なり合う、架空の旅籠での物語から始まる。



<葛の葉伝説~安倍晴明 誕生奇譚~・漁樵の間>
歌舞伎の名シーンを本物の舞台道具や衣裳で再現。欄間に施された平安調の彫刻と時代が重なる。


<おとぎばなしのいきものたち・静水の間>
多彩な技法で生み出されたいきものが、無邪気にはしゃぐ様子が音楽からも感じ取れる。


<善悪の物語~本当に怖いものは何?~・星光の間>
本当の悪は何か、善と悪の境目は何なのか。異界からの声が聞こえる。


「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」
2024年7月5日(金)~9月23日(月・休)
東京/ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」